毎年、冬が終わる頃、我が家の庭には福寿草が咲きます
今年も、その季節が来ました
寒く乾燥した季節ももうすぐ終わりですね
この福寿草は、この時期に茎が伸びて花が咲き葉が出てきます
夏まで葉は青々としていますが、気づくと跡形もなくなくなっています
そして、また冬の終わりに花を咲かせます
この花を見ると、脈脈を流れる生命のエネルギーを感じます
ヨーガでは、私たちが与えられているものは、唯一、このエネルギーだけだと言うんです
福寿草と同じように私たちの体もエネルギーで動いています
石だって川だってアリだって、物体は必ず同じようにエネルギーを持っています
そして、形を変えて有り続けます
何も考えずに生活していると、命のありがたさを忘れがちですよね
朝起きてご飯を食べて仕事をして夜が来たら寝る、という
当たり前と感じている生活こそがかけがえのない幸せだったりします
何かあった時に、その当たり前が崩れて、自分を見失ってしまったことありませんか
どんな時でも、このエネルギーは同じように私たちを取り巻いています
心折れてもても、身体が病魔に侵されたとしても、エネルギーは何も変わらずそこにあります
福寿草はエネルギーの循環を一年かけて行っているんですよね
消滅と再生を繰り返して形を変えてそこにあります
命ですから、いつかはなくなる儚いものです
物質的に豊かな世界に生きていることでたくさんの物を手にしているように感じます
ですが、実のところ私たちが持っているものなんて何もないんですよね
見えている世界に囚われてしまうと自由になることはないです
それよりも、福寿草のように自らの在り方をしっかりと知り
見えないかの知れませんが確実にある自分のエネルギーをキチンと感じて
有効に使えると良いですね